今年思い出に残る症例報告
今年思い出に残る症例報告
久々のブログの更新となりました!!
久々のアップはこれまた久々の臨床報告です。
千葉県在中 MMさん 60代 女性
主訴:リウマチによる関節の硬化
写真の女性は20年以上前にリウマチを発症。
10年前頃から関節の痛みはなくなり、代わりに関節が完全に硬化して現在にいたります。
リウマチの特徴として、発症から痛みが続いているときは、関節はそれなりに動くようですが、痛みが無くなると関節は膠着して動かなくなります。
前の自然形体療法で学んだときは、身体の改造中は痛みがあり、改造が終わると症状が治まるかわりに、関節は完全にロック状態になると教わりました。
その理論でいくと、10年前にはリウマチの症状が治まった代わりに関節が動かなくなったという事になります。
写真の1年前は、パット見るとヒザが悪く正坐ができなにので?と思われるかも知れませんが、実はリウマチで両足の足首が殆ど動かなくなっていて正坐ができない状態でした。
→確かこれは施術3~4回後の施術前の写真です。
これでも来院前よりもお尻が踵方面に落ちていて、「え~」とビックリしている表情をしていた事が印象的でした。
足首に体重を掛けると、足の甲周りに激痛がありました。
同じく左肘の写真(1年前)ですが、寝た状態では伸びないので常に手首が骨盤の上にありました。
これは肘関節が硬化してしまい、伸ばすことができず常に曲がった状態だったためです。
そして現在の写真です。
この1年間計画的に通われること37回目。
今年最後の施術を終えた時の写真となります。
正坐が完全にできるように関節が動くようになりました。
勿論痛みもありません。
肘もかなり真っすぐに伸びるようになってます。
ともに施術前の写真なので、これが今現在における状態といえます。
→術後のアフター写真は良くなって当然ですので、当院では施術前の写真を重要視しています!!
当院では今までリウマチに患者さんはそこそこ診て治して来ました。
私なりに得意分野でもあります。
しかし前の師匠からは「痛みがあるうちは改善可能だが、痛みがなくなり硬直化してしまったら、関節を動かすことはできないよ!」と教えられていたので
、今回はダメもとでのチャレンジとなりましたが、MMさんも私を信じて通って来てきれた結果、こんなに変わることができました。
初診の時の問診で「自分の体の回復力信じて、時間は掛かりますが計画的に通院できますか?」と言った時が思い出されます。
今は大掃除の時期ですが、今までは大掃除どころか買い物でスーパーを歩き回る事すら大変だったようです(完全にビッコで歩いてましたね)。
今年の夏ごろからは都内まで買い物に行ったり、孫の面倒をみに都内まで一人で行ってたりと、動き回っても疲れ知らずだとか。
50代の頃よりも元気か!!と言われてます。
大げさではなくリウマチに後遺症で悩む1人の人生を変えているのかもしれません。
今は右手首(完全に硬直して動きが全くありませんでした)が、数ミリですが動き始めてきて、来年が楽しみと今年最後の施術を終えて帰られました。
手首が動かない事がどれだけ不便な事か、自分の生活を振り返るとゾッとします。
箸持てない
布巾しぼれない
字を書くのが不自由
雨戸をあけられない 等々 あげればきりがありません。
今年思い出に残る一つの症例です。
それでは全国100万人の皆様、また来年お会いしましょう!!
来年はマメに更新したいと思っております。
趣味のクルマのブログはマメに更新してるのにね(^^;)